WEBサイトを軸にしたビジネスのあり方を顧客と共に考える専門集団|有限会社ハビタス HABITUS inc.

【コンテンツ戦略】

Content Strategy Development

コンテンツ戦略の策定と「伝わる」ウェブサイトの制作をお手伝いします。

Content Strategy

コンテンツ戦略支援
想いが伝わるウェブサイトの「目的」を見つける

ウェブサイトの成果が出ない。なぜ?

立派なウェブサイトを作った。デザインも綺麗だし、情報もたくさん載せた。いろいろな対策も試してみた……でも、なぜか問い合わせが増えない。アクセスはあるのに、素通りされている感じがする。そもそも、伝えたいことが本当に伝わっているのだろうか?
そんな風に感じたことはありませんか?

どんなに見た目が良くても、機能が優れていても、ウェブサイトが「誰のために」「何を伝えたいのか」という「目的」が曖昧だと、声は届きません。まるで、話している内容がよく分からない人みたいに。
わたしたちは、なかなか客観的に自社のウェブサイトを見られないものです。でも、どこかのサイトを見たときに「このウェブサイト、なんのサイト?」と思ったことはありませんか? 掲載されている内容が、さっぱり頭に入ってこないようなことありませんか?(なんとか一生懸命理解しようとしてみるのですが…それもねぇ)


わたしたちが考える「コンテンツ戦略」

こんな話を書くと、「文章の上手い下手やデザインの話か」と思われるかもしれませんが、それだけではありません。多くの場合、サイト全体を貫くコンセプトといえばいいか「戦略」の不在が大きな原因であることが多い。

ウェブサイトにおける「コンテンツ戦略」という考え方は、例えば Kristina Halvorson の著書"Content Strategy for the Web"などで提唱され、ウェブサイトがビジネスの目的を達成するための計画的なアプローチの重要性が説かれています。
この著書の中でのコンテンツ戦略の定義を要約すると

「ビジネスの目標達成とユーザーニーズを満たすために、コンテンツを価値ある資産として戦略的に活用し
その作成、配信、ガバナンスを計画・実行するための包括的な枠組み」というようなことなのですが…難しいですね。深入りは辞めましょう。
研究者ではないので、大枠で理解すればよしとしましょう。

そのようなわけで、私たちはこれをウェブサイトの「コンテンツ戦略」と呼んでいますが、「戦略」という、なんだか少し鼻につく(?)言葉が使われているからといって、難しく考える必要はありません。私たちが考える「コンテンツ戦略」とは、小難しい経営論ではなく、もっとシンプルで明快な、要するに「当たり前」のことなのです。

それは、あなたの会社が「ほんとうは、誰に、何を伝えたいのか?」そして「ウェブサイトを通じて、どうしたいのか? どうなってほしいのか?」という、至極単純で重要な部分を、一緒にていねいに掘り起こし、整理していく作業です。
ビジネスに当てはめれば、その目的(ゴール)を達成するために、

誰に(届けたい相手)
何を伝え(提供する価値、情報)
どのように伝え(表現、構成、サイト構造)
どのような行動を促し(期待する結果)
どのように制作・運用していくか(プロセス、体制、意思決定)

といった、ウェブサイト全体の「指針」を明確にし、関係者間で共通認識を持つことです。


なぜ、コンテンツ戦略が大切なのか?

情報が洪水のように溢れる今、ただ情報を並べるだけでは、あっという間に埋もれてしまいます。
ウェブサイト、ひいてはITのトレンドは日進月歩。それを追いかけてしまった、あるいは思いつきで、よく理解できないままそんなトレンドに飛びついた…身に覚えはないでしょうか?
「結局、何が言いたいの?」と感じさせてしまうウェブサイトは、せっかく訪れた人に届くことなく、素通りされてしまう。

でも、サイトの「指針」=目的がはっきりすると、不思議と、デザインも、文章も、載せる情報も、すべてがそこに向かって、いきいきと動き始めます。「この会社の想いはここにあるんだな」「このサービスは、私にぴったりかもしれない」と、見た人にスッと伝わるようになる。結果的に、無駄な回り道も、費用も、きっと減っていくはずです。

なんだか、拍子抜けするくらい当たり前のこと。でも、それができていなかったり、チームで共有されていなかったりする。
あまりに当たり前すぎて、「言わなくても分かってるだろう!」と社内では言いたくなるかもしれません。
逆に、これらは根源的な問いなので、自己反省や自己批判も伴います。それは、正直、難しいし、面倒くさい。できれば避けたいですよね。
しかも、この単純だけれど根源的な問いを発し、方向性を定めるのは、本来、経営者やマネジメント層が主体的に関わるべきこと。……つまり、もしあなたが経営者なら、(言い方は悪いですが)あなたが考えるのを少し「サボっている」状態なのかもしれません。こんな指摘はされたくないですよね。よくわかります。
でも、ウェブサイトを初めて訪れた人は、そう思う。たぶん。


ハビタスは、こんな風にお手伝いします

私たちは、いきなり「分析します!」とか「解決策はこれ!」というようなことはしません。いや、できない。
まずは、あなたの、そして会社の皆さんの「想い」や「考え」を聞かせてほしいのです。

社長がどんな気持ちでこの事業を始めたのか。現場のスタッフは、お客様のどんなところに喜びを感じているのか。どんな未来を描いているのか……。じっくり、ゆっくり、お話を伺います。ときには、「うーん」と一緒に頭を悩ませながら、進むべき道を考えていきます。ソクラテスに倣っていうなら「産婆術」のような、あるいは、頼れる「壁打ち相手」として。

「正解はこれ」と型にはめるのではなく、あなたらしい、貴社ならではの答えを、対話を通じて一緒に探る。
それが私たちのスタイルです。

(ちなみに…ウェブサイトに関わって25年! トレンドや一般的なウェブの常識に沿ってサイトを運営したいというご要望なら、私たちがお答えできることも、それを形にしてくれる制作会社さんもたくさんいます。いつでもご紹介できます。そして、それは一定の成果を出すかもしれません。しかし、そこは私たちの本領を発揮できる場所ではないと考えています。)

話し合ったことを「道しるべ」に

一緒に見つけた大切な想いや決めたことは、忘れないように、そしてチームみんなで共有できるように、「コンテンツガイドブック」という形にまとめます。

これは、難しい用語が並んだ、いわゆる「報告書」ではありません(もちろん、難しい用語が好きな方にはそれなりに…)。ウェブサイトを作ったり、更新したりする際に、「あれ、どっちに向かうんだっけ?」「なにを大切にするんだっけ?」と迷子にならないための、実用的な地図のようなものです。関係者みんなが、同じ景色を見て、同じ言葉で話せるようになるための、共通の道具箱と言ってもいいかもしれません。

ただ、これもあくまで道具です。使いこなしてはじめて意味をなします。
(まるで中学生の頃の基礎ドリルの反復練習みたいですが……みなさん、苦手でしたよね? でも、後になって「あれが大事だったんだ」と分かる。そういう類のものかもしれません。この例えに嫌悪感を覚えたあなた! 私と同じです。)

 

ウェブサイトづくりは「準備」が大切

よく「ウェブサイトは家づくりに似ている」と言われます。どんなに立派な材料を使っても、機能的な設備を入れても、「そこでどんな暮らしをしたいか」という設計図がなければ、心地よい家にはなりません。

ウェブサイトも同じです。巷で「準備8割、実装2割」と言われるように、その「どんな風に?」という一番大切な部分=設計図(戦略)をどれだけしっかり考えられるかが、成功の鍵を握ります。私たちは、お客様と一緒にその根源的な部分を悩み、考え、描いていく、そのプロセスこそが重要で、そして実はとても愉しい作業だと考えています。思い込みや「常識」を疑うところから、一緒に始めてみませんか?

まずは、あなたのウェブサイトに対する想いや、もしかしたら「ちょっと、ここが困ってるんだよね」ということ、聞かせてもらえませんか?

webコンテンツ戦略 content strategy for web

Content Guide Book

Content GuideBook edited by HABITUS

Create Your Online Presence

ウェブサイトを役立つものに